■日野原会頭挨拶
日本POS医療学会会頭
日野原 重明
POSホームページに、皆さまを歓迎します。私は日本の医学・看護・保健のシステムを合理的に築くために、米国のウイード教授とハースト教授が1968年に開発した患者中心のPOS(Problem
Oriented Health Record System)を日本に導入し、POS研究会を発足したのは、1979年のことでした。1993年からはPOS医療学会となり、日本の医師・薬剤師・看護師その他のコメディカルの専門職が参加し、毎年総会を持ち、はや30年近くが経過しました。
診療記録を合理化し、さらに電子化して、医療に参与するあらゆる業種の方々が、患者だけでなく健康者のヘルスレコードを作り、問題解決が効率よく患者にも十分な満足が得られることを期して、日本の診療録が改善されてきました。
しかし、それをもっと日本全体の病院や診療所や老健施設その他に普及させるためには、これに参与する各領域の専門職が、ある程度のPOS運用の知識や技術を持つことが要請されるようになり、以下のホームページに示すようなPOS医療認定制度を学会が実施することになりました。
日本の医療をよい方向に推進するために、多くの方々が、本学会並びにその活動に参加され、またPOS医療認定士の資格を得られることをお奨めします。
本ホームページで次期学会予定などの情報を皆さまに知っていただくために、このホームページを設け、私の挨拶を冒頭に掲げました。
|